言葉の力。

 雨の多い夏です。 良いことといえば、 庭の水遣りは助かります。 それくらいです・・・・。 随分、日にちが過ぎていて恐縮なのですが・・・。 昨日、新聞に載っていた 言語学者の金田一秀穂さんのお話読みながら、思い出したことです。 金田一さんのお話は、<言葉の力を信じない安倍首相>という内容でしたが・・・。 最近《言葉》を、考えさせられた一件です。 お聞きになられた方も多いと思います。 八月九日の長崎市平和祈念式典での、被爆者代表の方のスピーチです。 6歳のとき被爆なさった75歳の女性の言葉。被爆体験・平和への思い・・・と続き・・ 今の日本の話になったとき、 『集団的自衛権行使は日本国憲法を踏みにじる暴挙です!!』!!!!  えっ!!! えっ・・・首相も、政府関係者もたくさん目の前にいるんじゃないの・・・ 次は、首相の挨拶じゃなかった・・・。 台本打ち合わせないの・・・これ、承諾されたの?・・・私が焦ってしまいます。 後から聞くと、やはり・・とっさに内容を変えられたらしいです。 もちろんこの1行の前後の言葉も凛としています。  『武力で国民の平和を作るつもりですか?!!!』と語ります。 首相や役人の顔を見ていると、怒りが抑えられなくなったそう。 今、集団的自衛権の賛否を語るつもりはありません。  私が言いたいのは、 私は75歳になったとき、いえ、今でも・・・ こんなに理論的に、無駄なく、自分の意思をこれほどの人々の前で、急に 言葉にできるだろうか・・・・・・。 そして力強く、人の心を揺さぶられるだろうか・・・・。  ただ、感動しました。 <言葉>の威力を感じる出来事でした。 そして自分の口から出る<言葉>・・・・・・考えさせられる、出来事でした。 あの時、安倍首相はどんな顔して聞かれたのかな・・・と気になりました。 でも、金田一さんの文章を読んで、 「きっと、何にも感じなっかただろうな・・・」と、笑えてきましたけど。 
 
8月はプリザーブドフラワーです。  

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