磁器との出会い。

 ちょっとしたご縁で、有田焼の<皓洋窯>の器と出会いました。磁器の持つ華やかさと皓洋窯さんの器の持つ線の優しさ・なめらかさに一目ぼれをしてしまいました。お店に並べると、店内が明るくなったような気がします。 有田焼は<伊万里>とも呼ばれ、海外でも Imari として親しまれています。江戸時代後期に瀬戸へと、技術が漏洩するまで、日本唯一の磁器の生産地でした。ヨーロッパからトルコ・イスラムの王侯までが珍重した<伊万里>は当時、藩の重要な財政源でしたから、藩は技術が盗まれないように、職人を保護し、また厳重に隔離したそうです。 遠い昔の人々の想い・・・喜びや悲しみ、誇り、信念、忍耐、・・などなど、計り知れない心がこの白磁の中に詰まっているのでしょうか。だから、この磁器には、なんともいえない品格があるの・・・?  なんてこと考えながら、器と過ごしています。

atelier LA GRAINE

皆様の心地よい時間と空間を創ります アトリエ ラ グレン

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